会社や店舗のホームページを作ったのはいいけれど放置してしまっている、、、ネット上で多く見受けられるケースですが、デメリットが大きい行為です。
今回紹介する実際のデータを見て頂くことで、なぜ放置をすることが良くないのかが明確になるように解説します。
結論は「集客ができないだけでなく、信用の低下にも繋がってしまう場合もあるため」です。一方で、しっかりホームページの運用をすることのメリットは計り知れません。
なぜホームページを放置してはいけないのか
それは以下の理由があるからです。
理由4つ
・検索順位が落ちる・ユーザーが減る
・セキュリティ面が弱くなる
・顧客に不安感を与える原因となる
・競合他社が更新している場合、比較される
詳しく見ていきましょう。
検索順位が落ちる・ユーザーが減る
Googleは検索順位を決めるにあたって、ユーザーが本当に満足できるコンテンツかどうかを重視します。
もしもコンテンツが制作されたのが5年以上前だったとすると、そこに記載されている情報は最新のものでは無いため、ユーザーが満足しない可能性は十分に考えられます。
仮に自分が美味しいお店を探す場合、2014年の記事よりも2019年の記事の方が読みたくなりますよね。新しいお店が出来ている場合や、潰れてしまっている可能性もありますので。
Googleはこうした利便性を考えて、できるだけ鮮度の高いコンテンツが検索ユーザーに届けられるように、アルゴリズムを組んでいるのです。
また、検索順位が落ちなくてもユーザーが減ることもあります。以下の実データは、ある情報サイトの立ち上げ3か月~7か月のデータです。(横軸:時間、縦軸:ユーザー数)
このサイトは11月時点での検索順位は落ちていません。むしろまだ伸びているキーワードもあります。
スモールキーワードをメインで狙っているので、10位以内のキーワードは100個ほど保有しているサイトです。週に2回以上の更新を立ち上げから5か月間欠かさずに行っていたのを8月の時点でスッパリ更新を止めたところ、検索順位的には問題が無いにも関わらずユーザー数の伸びが顕著に停滞しています。
CHECK定期的な更新をしなければ、リピーターはつきません。いつも同じ情報しか記載されていないサイトに、もう一度訪れてみようとは思いませんよね。せっかく獲得したリピーターも離れてしまいます。
セキュリティ面が弱くなる
長い間放置されたホームページであるならば、ウイルスの埋め込みや悪意のある書き込み、サイトを書き換えられたりしても気づきにくいでしょう。さらに、セキュリティ設定がかなり古くなっていることが考えられます。
日進月歩の世界ですので、セキュリティは常に最新の状態を保つことが一番大切です。更新をし続けるようにしましょう。
顧客に不安感を与える原因となる
お知らせ機能が付いているホームページを運営していたとして、最後の更新が2014年で止まっていた場合、偶然ホームページにたどり着いたユーザーはどう感じるでしょうか?
「なんで更新が止まっているのだろう?」や「まだ営業しているのかな?」など、思うことはそれぞれでしょうが、ネガティブな印象は与えてしまいます。
さらに、もしもウイルスの埋め込みなどがあった場合は多くの信頼を失ってしまうことはまちがいありません。
競合他社が更新している場合、比較される
更新している場合もそうですが、会社のことを何も知らずにホームページを訪ねた方々にとっては、ホームページが印象の全てです。
そして基本的に検索ユーザーは数サイトを比較しています。定期的に情報を更新しているかどうかもネットリテラシーの高いユーザーは確認していますので、そこで競合他社と比較されることは十分に考えられます。
ホームページの質・デザインだけでなく、SSL化はされているかどうか、ちゃんと更新はしているのかどうかも、意識せずとも目についてしまう人は一定数いるものです。
比較されたときに、更新していないという理由のみでお客様を逃してしまうのは勿体ないですよね。
ホームページを定期的に運営することで得られるメリット
最も大きなメリットは以下の3つです。
メリット・検索順位の上昇が狙える
・新規見込み顧客の獲得
・既存顧客の囲い込み
まず、定期的な更新を行うことで検索順位の上昇を狙えます。これが一番のメリットです。
更新を定期的に行うと、記事や固定ページの追加やデータの更新により、サイトの質や量・鮮度を保ちつつ向上させることができます。これによってユーザーから喜んでもらえるような情報発信もできますし、Googleアルゴリズムの観点から見てもポジティブな影響を享受できます。
上手くサイト設計が出来ていれば、検索順位が上がりサイトに訪れる人が増えるだけで顧客の獲得に繋げることもできます。
さらに、ホームページ上で定期的にお知らせやキャンペーン、プレゼントの配布(PDFなど)を行うことでリピート率の上昇を狙うことだって可能です。
どうやって情報の更新・追加を行えばよいか
ここまではなぜホームページを放置してはいけないのかと、なぜホームページは更新するべきかをお伝えしてきました。
よって、以下でより具体的な更新方法を紹介します。
CMS(WordPressなど)を導入し、サイトを更新し易い仕組みを作る
ホームページの更新をするにあたって、敷居が高いと感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
放置してあるホームページでよく見受けられるケースは【制作会社に更新を依頼しなければ更新できない仕組みになっているもの】です。
この場合、更新する度に追加料金が発生する場合がほとんどです。自社で更新出来る仕組みを導入するために、CMSを導入しましょう。
CMSとは、HTML/CSS, JavaScript, PHPなどのマークアップ、プログラミング言語の知識が無くても簡単にホームページ運用ができる便利なシステムのことです。
CMSにも色々な種類がありますが、WordPressはGoogleのSEOにかなり強い構造となっていることや、世界中で使われている圧倒的なシェア率からオススメです。
導入には専門的な知識又は制作会社に依頼する必要がありますが、今後更新の度に費用を払う場合と比較すると圧倒的に安く済みます。
CMSを導入する形で、ドメインだけ引継ぎつつサイトをリニューアルをするのも一つです。
コンテンツは顧客が求めている情報を
WordPressを導入し、サイトを更新し易くなった後はコンテンツをどんどん追加していきましょう。
キーワードの選定やSEOライティングなど、技術的なことも行わなければなりませんが、基本的には【検索ユーザー・顧客が求めている情報について公開する】だけで検索順位は上昇します。
例えばレストランを経営している方であれば「季節のメニュー・プランについて」や「お料理のこだわり」など、既存のお客様がもう一度足を運びたくなるようなブログ形式での情報追加を。
もしBtoBビジネスを展開されている方であれば「制作実績の公開」や「自社ノウハウの公開」など、新規の見込み顧客からも信用が得られるような情報追加をしてけば検索順位にも、お客様の心理面にもプラスの影響を与えることができます。
新規見込み顧客の獲得に繋げるために
まずは検索ユーザーに届くようなコンテンツを作成します。どれだけ情報を追加していたとしても、前提として読んでもらえなければ意味がありません。
とにかく検索ユーザーが検索するキーワード(求めている情報)をピンポイントで届けるようにコンテンツを作成しましょう。
いくつか更新を行っていれば、検索順位も徐々に上がってきます。そうしたサイトの成長に比例して新規見込み顧客も増えてきます。
簡単に書いてはいますが、割と長期的な視点で考えることが大切です。検索順位も一朝一夕で上がるようなものではないので、継続して更新をすることが何よりも重要です。