あなたが何気なくインスタグラムを見ている際に、突如現れる広告を止めて見入ってしまった経験はありませんか?また、ちょうどあなたが他のサイトで見ていた商品や情報に関連する広告が出てきて驚いたことは?
「ある!」とうなずいた方も多いのではないでしょうか。なぜなら興味がある人にターゲットを絞って広告を見せているからなんです!
このインスタ広告、実はこのサイトを見ているあなたも出すことが簡単に出来ます。そして、有効にインスタ広告を利用することで、ご自身の商品やサービスの認知度アップや、売上増加も可能です!
これからインスタ広告を個人で出すメリットとデメリット、それからその方法まで解説していきます。
インスタグラムはアクティブユーザーが最も多いSNS
インスタグラム広告は、2010年のリリース以来10億人以上にリーチする可能性を持つプラットフォームと成長してきました。日本の人口が約1.2億に対し月間国内アクティブユーザー数は約3300万人にも上ります。
すなわち4人に1人はインスタグラムを日々情報収集や発信に利用しているため、多くの人に目に留まる確率が高いと言えます。
インスタグラムを利用しているユーザーの中には、あなたの見込み顧客も潜んでいます。その方々に直接訴求できるのが、インスタ広告の強みです!
メリット
1)細かいターゲティングが可能
インスタグラムは親会社のFacebookと連携できることから、他のweb広告と比較して細かいターゲティング設定が可能です。
ターゲットを細かく定めることによって流し見される確率が低くなり、敬遠されにくいです。その為にはどのような年代、性別のユーザーにアプローチするのかという市場調査の上、ニーズの合うユーザーに狙い撃ちすることが重要になります。
2)ビジネスアカウントをフォローしている人は全体の8割
友人や有名人のプライベートを覗く用途でインスタグラムを使用するユーザーが多いと思われがちですが、情報収集のために使うユーザーが多いのもまた事実です。
ファッショントレンドを追ったり、インスタグラムで見たお洒落なカフェやレストランの雰囲気に惹かれ、実際に行く人も多くいます。ハッシュタグや位置情報検索によってより精度の高い情報だけを取り入れることが容易になっています。
つまり、これらを効率的に使うことで広告としての質が良くなると考えられます。
3)豊富な配信方法によって商品の魅力がユーザーに分かりやすい
企業が商品の特性に応じて伝え方を変えることによって商品の魅力をアピールしやすくなるということは、すなわち個人ユーザーにとっても他のSNSを使うよりも商品の魅力が理解しやすくなることを意味します。
インスタ広告には様々な方法で広告を出すことが可能です。静止画広告、動画広告、カルーセル広告、ストーリー広告、コレクション広告などがあります。
いかにインスタグラムの投稿のように自然に伝えられるかが重要になります。
4)国内だけでなく、世界中へのアプローチが可能
海外にも向けて商品で広告を掲載したい場合でもインスタグラムは可能です。例えば多くの海外のユーザーは英語でハッシュタグを検索するので、#寿司を#sushiなどハッシュタグを工夫することで海外ユーザーへ発信することも可能です。
5)料金体系が商品によって変えられる
インスタグラム広告は4つの料金体系があり、自らの目的に最適なものを選択可能です。
POINT
一番気になるのが費用ですよね。個人でインスタ広告を出す際、最初は少ない額を投資してみるのがベターでしょう。
上記で説明した通り、低い金額からでも宣伝できることがメリットの一つであり、また、いつでも予算を増やすことが可能だからです。一日のクリック数の増加など、成果が見え始めたら予算を増やしていくと良いでしょう。
インスタグラム広告を打ち出すためには、
1.全体の広告キャンペーンに費やす広告料
2.結果に対して費やすコスト
二つが必要ということを頭に入れておけば、知らないうちに費用が掛かっていた,,,と困ることはなくなるでしょう。
デメリット
1)インスタグラムを利用している人にしかアプローチができない
インスタ広告は、インスタグラムの中で、あなたが作成した広告を表示させるサービスです。Googleの検索結果や、Twitterに広告が表示されることはありません。
そのため、あなたの見込み顧客に最も効果的に商品やサービスを訴求する方法がインスタ広告なのかを、十分に検討する必要があります。
もしも見込み顧客がTwitterなど他のSNSを利用している層であるならば、インスタ広告は不適切な施策だと言えます。
2)個人ユーザーに対してはアピールできる反面、法人や企業への拡散力は少ない
例えば「香水」と「医療用機器」の2つの商材で広告を出す場合、インスタ広告で効果が期待できるのは「香水」の方です。
これは、インスタグラムをプライベートな目的で利用しているユーザーが多いことからも、感覚的に納得できるかと思います。
法人向けの商材である場合は、Google広告やYahoo!広告での訴求が効果的です。
3)質の高い魅力的な広告でないと流される
ユーザーは何か目的をもってSNSを見ているわけではないため、偶然目に入った広告がその人にとって魅力的に映らない以上広告としての役割を果たしません。
つまり、十分な市場調査の後、的確にターゲットを絞りこむことが重要になります。
インスタ広告の出し方を写真で解説
インスタ広告を出稿する手順は、次の通りです。
①Facebookにてページを作成
②Facebookのページを追加する
③InstagramのビジネスプロフィールをFacebookページにリンクする
④広告キャンペーン作成する
⑤広告セットを作成する
①Facebookにてページを作成
まず、Facebookビジネスマネージャのアカウントを作成します。
下記リンク先から、Facebook公式のヘルプに移行します。※別ブラウザ
ビジネスマネージャとはビジネスを整理し管理するのに役立つFacebookのツールです。
個人用のアカウントでページを作成しても、友達申請を承認しないと個人用Facebookアカウントを見られることはない
Facebook ビジネスヘルプセンターより引用
上記の記載通り、個人用アカウントでページを作成しても問題ございません。
②Facebookのページを追加する
ビジネス設定⇒Facebookページ⇒追加をクリックし、ご自分のFacebookページのURLを入力する。
③InstagramのビジネスプロフィールをFacebookページにリンクする
連携する前に注意しなければならないことが1点あります。
Instagramアカウントをビジネス、またはクリエイター向けにしなければ、Facebookと連携することが出来ません。
Instagramのプロフィール画面右上の三本線⇒設定⇒アカウントを選択し、スクロールするとプロアカウントに変更で設定を変えることが可能です。
Facebookビジネスページの設定を開き、その中のInstagramを選択。
次にアカウントをリンクをクリックします。
最後にInstagramのログイン認証を入力して無事FacebookとInstagramを連携させることが出来ました!
④広告キャンペーン作成する
インスタ広告を出す枠組みは出来上がったので、次に広告マネージャからキャンペーンの作成をしましょう。
キャンペーンとは広告を何のために作るのかという目的や結果としてその広告がどんな影響をもたらすかという目標を定めることです。
広告マネージャ⇒キャンペーンのタブを選択、グリーンの「+作成」をクリックします。
ここではブランド認知度アップを選択し進みます。
キャンペーン名を記入する欄があるので入力し、次へ進みます。
⑤広告セットを作成する
広告セットは、広告の掲載方法を決めるものです。
ターゲットに合わせてエリア、性別、年代などを限定することが出来、また広告の予算やスケジュールの設置をして、配置を選択します。
Facebook ビジネスヘルプセンターより引用
次に、広告のターゲットオーディエンスを設定しましょう。インスタ広告でも、Facebook広告と同じターゲットを選択することができます。
その後、広告の掲載場所を設定します。ここではInstagramのみチェックしてください。
最適化したい内容、予算、ターゲット、広告配置の設定が完了したら、画面左上の「新しい広告」をクリックするか、初めて作成するキャンペーンである場合には右下にある「次へ」をクリックします。
次の画面ではインスタ広告に使うフォーマットの選択肢が表示されます。画像、ビデオ、テキストなどの中から決めた後、スクロールして用意したものをアップロードします。
さらに下にスクロールすると画面左側にテキストとコールトゥアクションを広告に追加できるオプションが表示されます。
コールトゥアクションとは広告を見ている利用者に対し目標に沿った行動促進のことです。例えば「詳しくはこちら」のボタンなど
Facebook ビジネスヘルプセンターより引用
最後にインスタ広告のプレビューを見ることができます。最終確認をしたのち、「公開する」をクリックして完了です。
最後に
ここまで読んでくださったあなたは、インスタ広告へのイメージは変わったでしょうか?意外と簡単だと感じましたか?
また、インスタ広告は出して終わりではありません。どのような人が閲覧しているのかなどレビューを日々分析し、ターゲットに最適な広告になるよう改善し続けていく必要があります。
要点まとめ